ひっそり書店のブログです。
布乃伊の機嫌を損ねる場合があるので、誹謗中傷、小説等の紹介はなるべく避けてください。
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本での小説。
ネット小説(ブログも含む)。
携帯小説……。
これら全てに共通するものがある。
それは、「待ち」の小説であること。
確かにどこかで宣伝したり、場合によっては感想返しを期待して誰かの小説を読んだりと、読者を呼び込む工夫はいくらでもある。
しかし結局は、なんらかの形で小説の公開場所へ読者自身が足を運び、作品を選んで読まねばならない。
そこで、今日になって思いついたものがある。
……まぁ当然ながらとっくに初めている人もいるのだが、まだまだ数が少ない小説の形があるのだ。
ネット小説(ブログも含む)。
携帯小説……。
これら全てに共通するものがある。
それは、「待ち」の小説であること。
確かにどこかで宣伝したり、場合によっては感想返しを期待して誰かの小説を読んだりと、読者を呼び込む工夫はいくらでもある。
しかし結局は、なんらかの形で小説の公開場所へ読者自身が足を運び、作品を選んで読まねばならない。
そこで、今日になって思いついたものがある。
……まぁ当然ながらとっくに初めている人もいるのだが、まだまだ数が少ない小説の形があるのだ。
その名は「メルマガ小説」
テーマ小説を一時的に停止しているのでしばらく発行していませんが、ひっそり書店にもメルマガがありますよね。
あのメルマガを用いた小説、ということになります。
最初に挙げた、現在主流となっている3つの小説の形。
つまり、「待ち」の小説なわけですが、メルマガ小説は違う。
どう表現したらいいものか……。適切ではないかもしれないけど、こちらは「押し」の小説、とでも言いましょうか。
これまでの小説は、新作や続編が出る度に書店やサイトにアクセスして、そこで読む必要がありました。
特に工夫をしていなければ、その新作や続編が出たことに気付く人も少ないことになります。
しかしメルマガ小説はその点でこの3つとは違う。
一度読者登録さえしてしまえば、少なくとも続きが出てすぐに読むことが出来る。
パソコンでなら、立ち上げてさえいればいつでも、携帯なら電源さえ入っていればどんな時でも、このメルマガ小説が届くということになります。
その効果は、面白い小説であるほど強い。
つまらなければ登録を削除してしまえばいいことですし、面白く思えるなら普通続きが気になるものですから、受信と同時に読む、ということが多いはずなのです。
また、過去発行分は当然バックナンバーとして登録されていますから、いつでも読むことが出来る。
ここまでアクティブな小説は、これまで存在しなかったのではなかろうか。
……いや、過去に存在した。そして、今も残っているかもしれない。
新聞小説、というものがある。
今はどうなのか知らないのだが、少なくとも過去に、新聞で小説が連載されていたことがある。
夏目漱石の「こころ」という作品なんかもそうだ。
その新聞を取ってさえいれば、毎朝自宅にそれが届く。そして、読むことが出来る。
しかし新聞小説とメルマガ小説では決定的に違う部分がある。
もうお気づきですね。そう、作品の幅にあります。
新聞はあくまで企業によって発行されています。つまり、企業の選んだ作家の、選ばれた(指定された)小説が掲載されることになります。
メルマガ小説の場合、これは個人または数人の団体により発行されるので、発行者さえ増えれば作品の幅は広くなり、読者も自分好みの小説を選ぶことができます。
読者にとっては楽な小説であることはほぼ間違いないでしょう。
さらに発行者は、読者の数を数字で見ることが出来る、というのも利点です。
ネット小説の場合、アクセス解析やカウンタを設置していれば大雑把な読者数は推測出来ます。
しかしそれはあくまで大雑把な数字であり、途中で読むのをやめた人、途中から読み始めた人など、その推測が難しいのです。
その点、多くのメルマガ小説の場合、発行メニューに読者数を確認出来るものがあります。
何人が読んでいるのか、というのは発行者にとって貴重な情報ですから、やる気の促進に繋がっていくわけです。
さて、今まで「メルマガ小説ってすんばらすぃ~」みたいなノリでメリットばかりを紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。
読者が内容を忘れやすい、ということなんですよね。
メルマガは形式でいえばメールなわけですから、しばらく配信していなければ日常的なメールのやりとりによって押し流されていく。
つまり、配信の頻度が少ないと読者は前回までのあらすじをすぐ忘れてしまうのです。
そうなると、「あぁ、もういいや」といった心理が起こりやすくなり、結果的に読者を減らしてしまうわけです。
また、極めて日本人的感覚ではあるのですが、メルマガ小説はある意味「押し付け」なわけです。
「どうぞ読んでください」と読者を呼び込む形の小説とは違い、「読め!」と読者に小説を送りつけるわけですよ。
そうなると、どういうことになるか。
読者からの批判? いいえ、読者は最初からそういう形だと分かっていて登録するわけですから、それは問題になりません。
では何なのか、というと、路線変更や過去発行分の訂正、メルマガの廃止が難しいのです。
読者に読ませる小説なわけですから、そこで「ごめん、やっぱこうする」みたいなことをすれば読者に反感を抱かれてしまいます。
さらに読者数が分かっているだけあって、途中で「あぁ、もうこの作品書く気なくなってきたな」と思ってもそうそうやめられないのです。
さて、ダラダラと書いてきましたが、そろそろまとめたいと思います。
結論:
メルマガ小説は根気とやる気にすぐれた人に向いているが、飽きっぽい人は手を出さないのが無難である。
テーマ小説を一時的に停止しているのでしばらく発行していませんが、ひっそり書店にもメルマガがありますよね。
あのメルマガを用いた小説、ということになります。
最初に挙げた、現在主流となっている3つの小説の形。
つまり、「待ち」の小説なわけですが、メルマガ小説は違う。
どう表現したらいいものか……。適切ではないかもしれないけど、こちらは「押し」の小説、とでも言いましょうか。
これまでの小説は、新作や続編が出る度に書店やサイトにアクセスして、そこで読む必要がありました。
特に工夫をしていなければ、その新作や続編が出たことに気付く人も少ないことになります。
しかしメルマガ小説はその点でこの3つとは違う。
一度読者登録さえしてしまえば、少なくとも続きが出てすぐに読むことが出来る。
パソコンでなら、立ち上げてさえいればいつでも、携帯なら電源さえ入っていればどんな時でも、このメルマガ小説が届くということになります。
その効果は、面白い小説であるほど強い。
つまらなければ登録を削除してしまえばいいことですし、面白く思えるなら普通続きが気になるものですから、受信と同時に読む、ということが多いはずなのです。
また、過去発行分は当然バックナンバーとして登録されていますから、いつでも読むことが出来る。
ここまでアクティブな小説は、これまで存在しなかったのではなかろうか。
……いや、過去に存在した。そして、今も残っているかもしれない。
新聞小説、というものがある。
今はどうなのか知らないのだが、少なくとも過去に、新聞で小説が連載されていたことがある。
夏目漱石の「こころ」という作品なんかもそうだ。
その新聞を取ってさえいれば、毎朝自宅にそれが届く。そして、読むことが出来る。
しかし新聞小説とメルマガ小説では決定的に違う部分がある。
もうお気づきですね。そう、作品の幅にあります。
新聞はあくまで企業によって発行されています。つまり、企業の選んだ作家の、選ばれた(指定された)小説が掲載されることになります。
メルマガ小説の場合、これは個人または数人の団体により発行されるので、発行者さえ増えれば作品の幅は広くなり、読者も自分好みの小説を選ぶことができます。
読者にとっては楽な小説であることはほぼ間違いないでしょう。
さらに発行者は、読者の数を数字で見ることが出来る、というのも利点です。
ネット小説の場合、アクセス解析やカウンタを設置していれば大雑把な読者数は推測出来ます。
しかしそれはあくまで大雑把な数字であり、途中で読むのをやめた人、途中から読み始めた人など、その推測が難しいのです。
その点、多くのメルマガ小説の場合、発行メニューに読者数を確認出来るものがあります。
何人が読んでいるのか、というのは発行者にとって貴重な情報ですから、やる気の促進に繋がっていくわけです。
さて、今まで「メルマガ小説ってすんばらすぃ~」みたいなノリでメリットばかりを紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。
読者が内容を忘れやすい、ということなんですよね。
メルマガは形式でいえばメールなわけですから、しばらく配信していなければ日常的なメールのやりとりによって押し流されていく。
つまり、配信の頻度が少ないと読者は前回までのあらすじをすぐ忘れてしまうのです。
そうなると、「あぁ、もういいや」といった心理が起こりやすくなり、結果的に読者を減らしてしまうわけです。
また、極めて日本人的感覚ではあるのですが、メルマガ小説はある意味「押し付け」なわけです。
「どうぞ読んでください」と読者を呼び込む形の小説とは違い、「読め!」と読者に小説を送りつけるわけですよ。
そうなると、どういうことになるか。
読者からの批判? いいえ、読者は最初からそういう形だと分かっていて登録するわけですから、それは問題になりません。
では何なのか、というと、路線変更や過去発行分の訂正、メルマガの廃止が難しいのです。
読者に読ませる小説なわけですから、そこで「ごめん、やっぱこうする」みたいなことをすれば読者に反感を抱かれてしまいます。
さらに読者数が分かっているだけあって、途中で「あぁ、もうこの作品書く気なくなってきたな」と思ってもそうそうやめられないのです。
さて、ダラダラと書いてきましたが、そろそろまとめたいと思います。
結論:
メルマガ小説は根気とやる気にすぐれた人に向いているが、飽きっぽい人は手を出さないのが無難である。
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プロフィール
HN:
布乃伊奴
年齢:
35
HP:
性別:
男性
誕生日:
1990/05/14
職業:
生徒
趣味:
特になし
自己紹介:
三次元未確認人型無気力生命体。
他者の作品を嫌うことで、「自分オリジナル作品」を目指している……らしい。
小説等の作品を紹介されることを極端に嫌う。
それにより、時折機嫌を損ねて手近な紙を引き裂き続けることも。
他者の作品を嫌うことで、「自分オリジナル作品」を目指している……らしい。
小説等の作品を紹介されることを極端に嫌う。
それにより、時折機嫌を損ねて手近な紙を引き裂き続けることも。
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