馬鹿という言葉

馬鹿、という言葉があります。その意味は言うまでもないでしょう。
しかし何故この言葉は「馬鹿」と書くのか。答えは単なる当て字、というのが現代での結論ですね。もしかしたら将来に「馬鹿」と書くようになった明確な由来が分かるかもしれませんし、本当に単なる当て字なのかもしれません。

さて、この先の文をそのまま信じると危険です、鵜呑みにしないでください。と、先に忠告しておきましょう。

日本史に登場する蘇我氏を知っているでしょうか？
飛鳥時代に物部氏と並んで絶大な権力を握っていた豪族です。
この蘇我氏の中でも特に有名なのが蘇我馬子、蘇我蝦夷、蘇我入鹿です。この三人は小学生の教科書にも出てきたはずです。
馬子は戦争によって物部氏を破って政権を蘇我氏が独占する体制を築いた人。
子の蝦夷、そのまた子の入鹿は馬子の築いた政権を利用して天皇をないがしろにするなど、その専横ぶりを発揮したのです。
これでは皇族や諸豪族の反感も高まるのも当然で、後に蘇我氏(の宗家)は中臣鎌足、中大兄皇子によって滅ぼされるわけですね。

……ここまでは史実なので信じてもいいのですが、本当に鵜呑みにしてはいけないのはここから。

馬子、そして孫に当たる入鹿。
この二人の名前……、見てみるとある動物の名前が。
「馬」と「鹿」ですね。合わせてみると……？
初めてこの漢字を当てて「バカ」と読ませた人は、この二人を意識していたのではないか。
本当に勝手な見解で、根拠も何もないのですが、ただそう思うのです。あれだけ人の反感を買った人たちですから、誰かがそうしたとしても不思議はない……と思う。

何度も言うように、このことは鵜呑みにしないでください！
ただ日本史の勉強をしている時に閃いただけなんです！
もしこれを鵜呑みにした結果なんらかの損害があったとしても、矢神は一切責任を取りません。というか、取れません。