例え話２

あるところに女の子がいました。
女の子は死にたがりでした。
母親は言いました。
「世の中にはね、生きたくても生きられない人、生まれたくても生まれられない人もたくさんいるの。だから、あなたはそんな人の分も一生懸命生きなさい」
女の子は言いました。
「大変だよ、お母さん。こんなに死にたがってる人を育てるお金がもったいないよ！　急いで私を育てるためのお金を皆ボランティアに使って、一人でも多くの命を助けなきゃ！」

例え話

あるところに一人の男の子がいました。
男の子は野菜が大嫌いでした。
ある時、母親は言いました。
「世の中にはね、食べたくても食べれない人がたくさんいるのよ。だからあなたはたくさん食べなさい」
男の子はギョッとして言いました。
「お母さん、こんなことしてる場合じゃないよ！　今すぐこの野菜たちを、食べたくても食べれない人たちに届けなきゃ！」

パンダ

今さっきテレビで、上野動物園にいた二頭のパンダの話をやっていた。
説明なんていらない。
問答無用で泣けた。

雄のパンダであるカンカンが、死んでしまったパートナーである雌のランランが帰ってくることをじっと待っている。
あの写真のために、矢神は本当に感動した。
生き物ってこういうものなんだって思った。
人間ってどうしてこうなんだろうって思うと、情けなかった。
パンダだけじゃない。あらゆる生物が、人間が忘れているものを持っている。
そう思った。

新しい小説の形

本での小説。
ネット小説(ブログも含む)。
携帯小説……。

これら全てに共通するものがある。
それは、「待ち」の小説であること。

確かにどこかで宣伝したり、場合によっては感想返しを期待して誰かの小説を読んだりと、読者を呼び込む工夫はいくらでもある。
しかし結局は、なんらかの形で小説の公開場所へ読者自身が足を運び、作品を選んで読まねばならない。

そこで、今日になって思いついたものがある。
……まぁ当然ながらとっくに初めている人もいるのだが、まだまだ数が少ない小説の形があるのだ。

おみくじ

昨日初詣に行ってきました。
そこで引いたおみくじなんですけどね……。

吉小

と書いてありました。
もちろん「しょうきち」と読みますよ。
これを引いた時の感想は言うまでもなく、

うわ、かなりビミョー。

そして間もなく受験本番の矢神は、やっぱり勉強運が気になるところ。
真っ先に確認すると、

決心が足りない。勉学せよ。

もももももうしわけございましぇんッ！
ズバリ的中。「何とかなるさ、心配ないさ～」な精神で取り組んでいたのが見抜かれていたような……。

んでこのおみくじ、小さな勾玉がついてきました。
これの色によって運気をアップさせちゃおう、ということです。
そして矢神が引いたおみくじには……、

黄色(金運)キタ―――――――!!

まぁそれはそれとして。
明日から塾の冬季講習が再開します。クリスマスから29日まで冬季講習があって、30日から今日まで塾もお休みだったのです。

……しかし。

明日はなんと10時間塾に拘束されてしまいます。しかもそれが３日続きます。死にたくなります。
本当なら３時から８時くらいまでなのに、１２時から１０時に……。
全ては「受験生らしくていいじゃん」という塾の講師が発した一言に始まり……うがぁ。

決心が足りない。勉学せよ。

……面倒臭いなぁ。