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ひっそり書店のブログです。 布乃伊の機嫌を損ねる場合があるので、誹謗中傷、小説等の紹介はなるべく避けてください。
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創作物、という言葉から、矢神は「小説」「イラスト」「音楽」「マンガ」の4つを思い浮かべる。
もしこれらをランク分けするとしたら、ここに並べた通り、

小説<イラスト<音楽<マンガ

ってなると思うんだよね。個人的な感性だけど。
どんな基準で並べたかというと、自分で納得しやすい順番に並べてみた。つまるところ、初心者の入り込みやすい順番なわけだ。
とりあえず、順に見ていこうかと思う。

・小説
これは本当に自分で納得・妥協してしまいやすい。要するに自己満足に陥りやすいということ。
矢神の小説も、99.9999999%くらいが自己満足で出来てる。
自分では粗が見つけられず、かといって他人に指摘されても何がいけないのか理解出来ない。
反面、初心者にとっては敷居が低いと考えられる。ただ趣味で書くだけならば上手くなる必要もないし、自己満足だけでやっていけるわけだ。
確かに奥は深いけど、初心者に易しいもの。
ケータイ小説やネット小説が世に溢れているのが何よりの証拠。

・イラスト
こちらは技術的なものが問題になってくる。
イラストというのは、いいものばかりがそこらに溢れているのだからどうしてもそれらと自分のイラストを比較してしまい、納得出来なくなってしまう。
模写などで腕を磨いていかなくては妥協出来ないものだから、ちょっとランクは高いかもしれない。

・音楽
これは感性・センスの問題だと思う。やっぱり音楽ってのもそこら中にいいものばかりが溢れてるから、どうしても初心者が作ると自分のものに納得がいかない。
楽器を使うなら楽器を、DTMならDTMをそれぞれ勉強、練習しなくてはならないから高ランクであることは間違いない。
曲を作り、詞を書き、歌をつける。
曲さえ作れてしまえば、後は簡単(だと人は思い込む)。
たいていの人は詞なんて簡単に作れると思っているし(作曲の依頼はよく目にしても作詞の依頼がほとんど目に付かないのが証拠)、歌は個人に限界があることを皆分かっている。自分には歌えないと思ったら他の人に歌ってもらうしかないと、だいたいの人は思うのだ。

・マンガ
音楽とで悩んだけど、こっちで。
マンガを描くには、まずイラストの練習をしなくてはならない。人の絵が描けるようになって、背景が描けるようになって、その他色々なものが描けるようにならなくては、妥協できるマンガは描けない。
ストーリーなんかはただぼやっと頭に浮かんだものでもいいのだけど、やはりその場に合った絵などを考える必要もあるから一番難しいかな、と。

こんなランク分けなんて意味はないけど、どうしてもこう考えてしまう。
もちろん「そんなランク分けはおかしい」って意見もあることくらいは分かってるけどね。ただ、自分の考えではこうなる、ということ。

……ま、結局自虐なわけですが。

人間というのは自分を過小評価する生き物なのだとか。
いや、そんな生態のせいにするわけじゃないけど、でもやっぱり自分は周囲に劣っていると考えてしまう。

自分の基準はどうもおかしい……らしい。
例えば「矢神さんて小説書けるよね?」と言われると「全く書けない」と思ってしまう。
何故か。
自分の小説よりもいい小説、自分よりももっと力のある小説書きが数え切れないほどいるから。
矢神の考えでは、頂点に近いところにいなければ出来るとは言えないわけだ。
「足の速い人」だったらプロの陸上選手にもなれるくらいの人でなければ足の速い人とは考えない。それ以外だと「まぁまぁ足が遅いとも言えない人」「足の遅い人」に分けられて、自分はその中の「足の遅い人」にいる。
だから「小説書けるよね?」と言われて素直に頷くには一冊でも本を出して、それなりに売れなくてはならない。本を出したことがなくても、出版社からの推薦があったりとか。
矢神は「小説書けるよね?」と言われると、確かに「まぁ、書けるよ」と答える。でも↑のような説明も面倒くさいから心中「(目も当てられないほど拙い小説しか書けない人と比べると、一応)まぁ、書けるよ」と返しているわけだ。

どんどん話がずれてきたな。
考えても仕方のないことを考えて、変な方向へ向かっていく。本当に悪い癖だ。

自分に一番足りないものは何か、と考える。
少しでも何かしらの力を得るためには、やっぱり努力が一番足りていない。
イラストに挑戦しようとしてもあっという間に飽きる。音楽に挑戦してもすぐ投げ出す。
これをなくしたいのに、なくせない。
心理状態をゲームで例えると、最初のボスが100レベで、自分は10レベくらいしかない、みたいな。目標が高すぎるんだ。いきなり好きな漫画家のレベルの絵を描きたいなんて思ってる。正直それくらいのレベルじゃないと絵とも呼べない、なんて心理が働いてしまうんだ。
それで結局放り投げて、自分には才能がない、なんて言ってる。自分才能主義者だしな。才能のある人なら、軽く触った程度でも世界のトップになれる、と矢神は本気で信じてるから。ほら、どっかの国の携帯ショップ店員が一夜にして一躍トップレベルのオペラ歌手になったし。全く練習してなかったとは言わないけど、やっぱりあれは才能だと思うし。
練習なんてちんたらやってられない。努力家の人には悪いけど、努力したって天才には勝てないし、特に才能のない人は練習したって自分の求めているものは掴めない。
「才能のせいにするな」と怒られそうだけど、じゃあ才能のある人と同じことをやって、才能のある人に勝てるのだろうか。勝てるわけがない。
「だったら、才能のある奴の何倍も努力すればいい」なんて言われそうだけど、多分寝ずに努力したって及ばない。才能のある人とない人が同じ時間練習して2倍の差が開くなら、自分が2倍練習すればいいのかというとそうでもない。まず、精神状態というものがある。才能のある人なら上手くいく自分を感じながら練習出来るから比較的楽しく練習出来ることが多い。しかし才能のない人なら上手くいかない自分に苛立ちを感じずにいられない場合が多いから練習に身が入らない。
これが積み重なれば、あっという間に10倍20倍の差が開いてしまう。と、矢神は考える。

自己満足のためやるなら、自分で満足するための比較材料というものが必要だ。それは抽象的なものでもいい。
「あぁ、今回のはそこそこ上手くいったかな」「今回は目標に全然届かなかったな」
そういったものの中でプラスに傾いたもので妥協し、自己満足する。でも、目標に届かないものばかりだと、自己満足出来ない。趣味にすらならない。結果、つまらなくなる。
それでもそのことに対する憧れはなかなか消えない。「イラストなんてもういいや」と投げ出す反面、「あんなイラストが描ければいいのに」なんて思ってる。

あー、また脱線してる。
もういいや、めちゃくちゃでも。このまま続けちゃおう。

とにかく最近、何だかつまらないことだらけだ。
最近自己満足出来るものがない。何かが違う、何かが足りないって、そればっかりだ。
ただ他人の描いたマンガを読んでけらけら笑ってるだけ。でも他人のものに自己満足はない。そもそも、自分にはおもしろいものとそうでないものの区別がつかない。
「これはこういうものなんだ」という気持ちで見ることしか出来ないからか。どれも同じレベルの面白さで、ただストーリーの性質が自分に合うか合わないかで自分なりの面白さにレベルをつける。

「これ面白いから見てみなよ」

と勧められるのが嫌いなのは、こういうところに原因があるのか。
自分は意外な展開だとか、誰もが驚くストーリーとか、そういうものは期待していない。
自分が「面白そうだ」と思ったらもうその時点でそれは「面白いもの」として決め付けられて、多くの他人がそれを批判しても自分はそれを面白いと思い続ける。
逆も同じで、最初に「つまらなそうだ」と思ったらそれは「つまらないもの」として決め付けられる。そして他人にどれだけ勧められても絶対に触れようとしない。
たまに勇気を出して触れてみても、「つまらなそう」と思って触れるからやっぱりつまらないものに思える。

それから、「流行嫌い」というのもある。
今世の中で話題になっているものにはあまり興味を示さない。そしてよく知りもせずに批判する。
ひぐらしだとか、fateなんかもそんな感じ。しばらく何も知らないけれど嫌いでい続けると思う。
でも、ブームが過ぎ去ってその存在が忘れられた頃になって、矢神はそれを好きになる。
例えば……RAVEかな。前は全然興味なかったけど、今は面白く思えてマンガ読んでる。
それにエレメンタルジェレイドとか。とにかくちょっと前のものに今更興味を示すんだ。

何だか、自分は本当に今の世の中に生きているのかと不安になってくる。実は自分はまだ平成初期くらいにいて、ただ現在という未来の世界を覗き見てるだけなんじゃないかって思う。あるいは身体だけ今の世にあって、精神は過去に置き去りにされているのかも。下手したら、実は自分って40歳くらいなのかも。
……まぁバカな考えだけどね。

そうそう、最近になってはっきり自覚したことがある。

萌って嫌い。

あぁ、なんかちょっと違うな。正確に言い直そう。

萌を前面に押し出したような作品って嫌い。

そりゃもう、問答無用で嫌いっぽい。ハルヒとからき☆すたとか見たいと思わないし。
いやね、可愛い女の子が出てくる作品ってのは全然かまわないのよ。というか、マンガに出てくる女の子ってだいたい皆可愛いし。ブスって別のキャラに言われてる女の子だってそれなりに可愛く描かれてるし。
でもそれを押し出すやり方は好きじゃない。もちろん、そんなつもりはないんだろうけどね。
ただハルヒとかその辺の作品って「はい、可愛い女の子いっぱいいますよ~。男の子諸君、これ見ていっぱいハァハァしてってね~」なんて言われてるようにしか見えない自分がいる。
「そうじゃない」と物凄く批判されると思うけど、自分にはそう見えるって話だからそんな風に言われても困る。
これもさっきの、「よく知りもしないで~」ってやつだろうけどね。

自分何者なんだろう。何が好きで何が得意で何が出来るんだろう。
何も好きじゃなくて何も得意でなくて何も出来ないとしか思えない。
じゃあ、何で努力しないんだろう。
努力するのって面倒臭いからなぁ。最低限生きてればそれでいいや~って思ってんだろう。
何のために生きているわけでもなく、ただボ~っとすることしか知らない。
ほんの少し、植物状態ってのがうらやましく思えた。最低限生きていて、何もしないでいる。
不謹慎だけどそう思ってしまうくらいいろんなことに飽きてるんだろうな、自分。
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プロフィール
HN:
布乃伊奴
年齢:
35
HP:
性別:
男性
誕生日:
1990/05/14
職業:
生徒
趣味:
特になし
自己紹介:
三次元未確認人型無気力生命体。
他者の作品を嫌うことで、「自分オリジナル作品」を目指している……らしい。
小説等の作品を紹介されることを極端に嫌う。
それにより、時折機嫌を損ねて手近な紙を引き裂き続けることも。
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